MTBレースコース論

MTBの醍醐味はずばり操る楽しさ、これはロードとは比べモノにならないくらい大きい要素だ。そして大自然の中を走る楽しさ。
それらを効率よく楽しめるのがレースだったりする。今はなき白馬岩岳の大会なんかはそうだった。


しかし後者を満たすイベントは最近難しくなってきている。90年代のレースシーンの大半はスキーリゾートでの開催だったけど不景気??もあってか最近は減ってきている。山奥での開催は人目につかずMTBの存在をマイナーなままにしてたのかもしれない。
そこで注力すべきは都心での開催の可能性だ。ロードレースもそうだけどレースなんて人に見てもらって楽しんでもらってナンボの世界だ。知られなきゃいつまで経ってもマイナースポーツのまま。


…昨年8月に中国北京で開催されたオリンピック。北京市の中心から地下鉄で20分ほどのとこにある老山で開催された。
老山と言っても「山」というよりは「丘」という表現が正しいくらい低い山。
しかも天然の山じゃなくどう見てもむかーしにどっかを掘り起こした時に出た廃土を積んでできたような土質だ。

オリンピックの時は↓こんな感じでW杯と変わらない雰囲気。




しかし普段はただの教習所…

これを見てしまうとやろうと思えばどこでもできるんじゃないかと。

北京で竹谷さんが言ってた言葉を思い出す。
『コース? そんなの関係ないですよ。下りが厳しいコースだろうと平坦なコースだろうとライバルとはイコールコンディションだしライバルに対して調子がどうか?だから』確かにそうや。

あと都会の森林公園なんかを流用した方がコース作りで自然を切り崩すわけじゃないから自然へのインパクトが少ないのではないか。それに加えて北京オリンピックみたいに地下鉄で観戦しに行けるなら一般客が見に行きやすいから余計に御の字だ。

ということで今年JMAの新しい取り組みである横浜でのJはすっごい楽しみです。
まぁ一個人の勝手なお話ということで、、