さのさか本番

今年初MTBレース。
正直どんなけ走れるかよーわからん。漠然と50番以内には入れりゃ上出来かなと目標立ててた。
年1,2回しかJでなくなって知らない選手増えたなぁ。こりゃいかん。

スタート前、召集待ち、今年初参加でノーポイントだからなかなか呼ばれない。じっと待ってるとおやフォトグラファーの海上さんがいてるではないか。ちょびっと談笑。案の定最後尾。隣にはマイケル・ライスさん。前輪29”後輪26”の69erやん。相変わらず変なの乗ってるなぁ。下りで楽しいんだって。

そしてスタート。最初の激坂、全ライン人、人、人。目の前の人のペースに合わせるしかない。踏めるだけ踏む。前の方にガチャジャージが。頂上付近でキノゴリさんに追いついた。ちょっとの間抜いたり抜かれたり。シングルに入ると数名のパックで団子状態。まぁしゃーない。しかし1周が長い。1周目で満腹。

2周目。スタート前に「さのさかは左の法則だから」と海上さんのアドバイスを忠実に守りキープレフトでスイスイと。しかしいっぱいいっぱい。後半の登りで早くも意識が飛び始めた。4周走れんかも…。3周目すら走ってる姿が想像できんくらいばててきた。意外とボトル飲んでなく、この周回ではプライベートフィードでボトル取らず。

3周目。最初の登りがとにかく辛い。苦行じゃ。ひたすら目の前の路面を見ながら歯を食いしばるしかない。オフィシャルフィードは必ずとってかぶる。冷却せな死ぬ。シングルトラックの下りは好きだけど冷静に見て自分って下手くそやなぁと毎周回感じる。テクニックがどうこうじゃなくてただ下ってる感じ。ブレーキかけすぎ。スピード殺すライン取り。もっとブレーキを開放してもアドリブでなんとかなるんちゃうんかなと思いつつもそれを裏付けするくらい練習してないし。こけずに行くことを心掛ける。

4周目。マイケルは毎週回最後のシングルで抜いてきて、そして登りで押す。そこを抜く。最終周回。なんだか楽しくなってきた。激坂でにやにやしてたら観客から「ドMですね!!」と。やっぱMかぁ。
上りきったあたりでなぜか周回数をド忘れしてしまった。「これって最終周回だっけ??」まさか周りに聞くわけにもいかず、フィードでボトル取った回数を思い出しながら思い出す。頭いってるわぁ。くだりでは手がパンパン。ハンドルから手が離れそうでびくびく。コケないように楽しみながらこなす。最後のシングル。後ろから迫りくる気配。逃げ切らなきゃ。フィードの登りでギヤ重くし過ぎて失速。その瞬間後続選手に並ばれた。マイケルや。こうなったら意地でも譲れない!サイド・バイ・サイドでゴールスプリント!10cm位先行されて競り負けてしまった…でも楽しかった〜

すぐ宿に戻ってお風呂入った後エリートクラスのレース観戦。
雨がぱらぱらと降り出した。