SAF1撤退に思うこと

今晩F1のトルコGP。でもここにスーパーアグリチームはいない。中国から帰国した日にネットで知った撤退のニュース。資金難で存続がやばいのは知ってたけどついに…か。メーカーワークス全盛時代。プライベートチームは資金的にやっていくのは厳しい。昔は年間50億円くらいあれば運営できたらしいけど、今は開発費を抑えても150億円は必要な時代。潤沢な資金を投入できるワークスじゃないとムリ。ワークスでも継続はきついかも。純ニッポンチームで表彰台の頂点を目指す、そんな想いは現実につぶされてしまった。厳しいのはわかってたけど残念。。

自転車では近年ロードブームで、レースの世界でもUCIプロツアーとかアジアツアーとか興味深いシリーズが形成され熱い想いを持ったツワモノたちが戦っている。しかしチームの運営費っていくらかかってるんだろう? 日本の実業団チームもいくつか日本を飛び出しアジアを舞台に戦ってるけど、10名前後のチーム員が海外へ遠征するのに必要な費用は…。

数年前イタリアの某P社がスポンサーしてた某Fチームと、P社の契約が切れる年にうちも機材スポンサードの交渉をしてた時があった。最終的には金がネックになるであろうと予測し慎重に交渉してたものの米国S社やC社もアプローチしてきて契約金が2億、3億とつりあがり戦線離脱。結局そのチーム自体消滅した。20年くらい前は1億も必要なかったらしい。けど今は数億円は必要みたい。結局それに見合う対費用効果が見込めないから出せないわけで…。

ケイリン以外はまだまだプロスポーツとして認知されてるとは思えない自転車。輪界以外とのコラボする価値が明確でない日本の自転車競技の世界。運営費だけが跳ね上がってる現状このままで持ちこたえれるんだろうかと心配。まぁ日本の某P社はそこに乗っかってさえいないからこんな心配する権利もないんだが。なんだかなぁ・・・。