中国語の旅 4日目 到西安
北京脱出の日。飛行機でもチケットが取れてホンマよかったぁ。
14時台の飛行機なのでのんびり散歩しながらバス乗り場へ向かう。
最初にリムジンバスがあると思ってた乗り場は降車のみってのに気づき、違う乗り場に地下鉄に向かう。今日はやたら学生さんが多い。空港へは30分。そして問題のクレジットカードでのキャッシング。案内表示が中文か英語でよくわからず雰囲気でボタンを押していく…1500元のキャッシングに成功！一気に気持ちが楽になった。降りたのは第3ターミナルなんだけど、自分の乗る中国東方航空は第2ターミナルらしく無料のシャトルバスに乗り込んだ。すると高速に入り10分ほどかかった。めちゃ離れてるやん！第3ターミナルで余裕こいてスタバにはいらんでよかったぁ。。
さてと金の心配がなくなったもんだから開放感たっぷり。とりあえず売店で紅牛(レッドブル)8元を買って、レストランへGO！
しかしこれで52元。市内なら20元以内やろ。ちょっと損した気持ち。でも久々のまともな食事。
西安行きの飛行機はめちゃ小さく2列x2の小型ジェット。しかも結構低空で飛んでます！落ちんやろうな…
結構閑散とした西安の空港。そこで西安の地図を購入してバス内で今日の宿の場所を必死で探す。ZHUANSHU RdのRUIJIN BISINESS HOTELと英語表記しか情報を持ち合わせてない。ジュアンシュ…それっぽい漢字の通りを地図で探すが見当たらない。いやな予感がした。
一時間弱でバスは西安市内へ。西安という街は城壁に囲まれた歴史ある街。なんだかわくわくしてきた。
西安駅前に到着。北京と比べると雑踏ぶりはまだマシかな。
さてと、問題の宿へはどうすっかな。行きかう人々、誰に聞いたらわかるんだろう。漢字ならまだしも英語表記だからなぁ。その辺の人じゃわからんやろう…。う〜ん、駅前広場をうろうろしながら結局雑踏に睨みをきかしていた公安(警察)に尋ねてみた。『う〜ん…』二人の公安が考えてくれたがちょっとわからんと。ネットでちゃんと写真が載っててオンラインで予約できたから存在してることは確か。たぶん掲載されてた住所がまちがってるっぽい。電話番号も控えてたけど市外局番を見ると、『ん！』これ上海やん！最悪…。でも代理店かもしれんから聞く価値はあるかもと思い公衆電話でかけてみる…FAX番号やった。最悪…。手がかりはRUIJINという英語名のみ。漢字はなんとなくわかるんだがこれがその辺にあるんやろうか。
途方にくれてるときたまたま観光案内所発見。6時前でまだ開いてた。そこで聞いてみたら電話で探してくれて住所を教えてくれた。東大街370。全然ちゃうやん！しかし気が楽になった。その通りまでてくてく歩いてく。
省都？だけあって活気がある。が気になるのはやたら物乞いしてる人が多い。北京ではそれほど見かけなかったけどこっちでは異様に多い。平均水準は北京と同じように感じるんだけど下を行く人が多いのは地方の方が格差が大きいってことか？
老人の貧乏な人はペットボトルを集めてたり、路上で地図を売ってたり。
子供の貧乏な人は広場で曲芸をしてたり、たかったり、ひどい子は不幸になった事情を書いた紙を地面に引きそこに土下座して金銭を恵んでもらうという…
東大街へ向かう途中の広場で曲芸をしている姉妹を見かけた。すごい人だかり。何気なくカメラを向けて撮ってた時２人のガキンチョが近づいてきて『写真撮ってないでお金くれよ』と言わんばかりにたかってきた。その瞬間我に帰った。彼女らは別に芸を磨くために広場で披露してるんじゃなくてその日その日を生きるために必死でやってる。それを珍しそうに写真を撮ってた自分って…無意識に非情なことをしてた自分に気づいて心苦しくなった。現実は厳しい。
さて東大街という大通りに出たものの370番地ってどこぞや？？賑わう大通りをしらみつぶしに探していく。もう空は真っ暗。ずいぶん歩いて373番地と375番地を見つけた。が370ってどこ？あるべきところに370がない…。どうも番地の配列に規則性がないみたい。道路の反対側に渡って歩き倒すが見つからない。疲れた。何度も何度も同じ通りを行ったり来たり。諦めて違うホテルに飛び込むか。もし予約したホテルから後日キャンセル料を要求されても反論する材料はある。でもサイトに写真があったということは存在してるはず。そこに行けないのは気持ち悪い。
最後のつもりでもっと先へ行ってみた。あった。RUIJINと読める漢字名。英語名はCRYSTAL何とかとなってた。おいおい。ロビーへ行くとやっぱりここ。ふぁ〜ホッとした。佐藤琢磨似の受付のお兄さんに手続きをしてもらいやっと部屋へ。
しかしここはビジネスホテルのはずなんだがどうも部屋のつくりがなぁ…
多目的に使えるようになってるみたいです（笑）『高級単人間』一応高級らしい。183元と格安なんですが。
一息ついてから夜の街へ散策に。夜9時を過ぎてるのに人通りが多い。
とりあえず無事ついてよかった。
