7/4 BC bike race Stage 4 / Cumberland - Sechelt 58km

朝5時半、BCバイクレース団はバスとフェリーを乗り継ぎ、今日のスタート地点Earls Coveへと向かう。おっちゃんと自分は出発の準備が遅れギリギリバスに飛び乗るかたちに・・ご迷惑をおかけしました〜

そしてフェリー内で朝食。この大会にはBCフェリーがスポンサーについていて一部貸切状態。

また撮影とレスキューを兼ねた小型ヘリまでチャーターしてるからすごい!!

10時過ぎにスタート地点にフェリーが到着。ライディングウェアを身にまとったライダー達がぞろぞろと降り、既にきれいに並べられた自分のバイクを引き取ってスタートの準備を始める。フェリー乗り場がスタート地点。11時スタートと遅い。スタート前、ずっと気になってたCROMAG(http://www.chromagbikes.com/)のライダーと少し会話を交わした。ケビンって人で『ここ3ステージはジープロードが多かったから物足りなかったんじゃないの?』とか『スコーミッシュ、ウィスラーのステージが楽しみでしょ?』みたいな会話を少々。あとでよーしTに聞いたところ彼は昔Wカップ回ってたくらいのXCライダーで、この1週間後のサイコシスDHのリジットクラスで見事優勝を果たしたという。ここカナダで思うのはXCとかDHの区切りがないってこと。MTBで全ての地形をとことこん楽しむマウンテンバイキングってスタイル。まぁ、自分はその自由さに魅了されてこの3年間で4回もこの地に足を運んでるんだけどね。ただそのスタイルが合わないお方が約1名身近にいる。。Leonのおっちゃんだ。

前半の疲れも溜まってるし、登りっぱなしの第6ステージに備えて今日はペースを押さえようとスタートしてすぐに提案したものの、こっちが思っている以上におっちゃんは疲れてたようだ。いつものごとくおっちゃんのペースに合わせながらぼちぼち待つ、を繰り返す。今日のコースはジープロードとジープロードの間にある森を何度となくシングルトラックで抜ける設定。いよいよBCらしいコースになってきた。アドレナリンでまくりでワクワクしながら走ってた。後半10kmはウヒョウヒョなシングルトラックダウンヒル!! 路面は腐葉土でふかふかで全然セーフティ。そして標高400m近くをひたすら下るという。しかしおっちゃんはつらそうだった。コーナーを2個ほど抜けると遥か後方に姿が見えなくなる。そのうち『おれはチキンだ(臆病者だ)』とまで言い出した・・。『いや、別に気にしなくていいのに』と声はかけるんだけど。 この大会が始まってからおっちゃんはやたらと以前に出場したドイツのトランザルプというレースを例に挙げて比較する。自分はそのレースはかなり過酷らしいということしか知らない。それもレースだし、このBCもこっちのスタイルのいいレースだし。。

シングルに入ると待つ時間が長く、その間に体力的に抜かれるはずのないレベルの選手達に抜かれていく。それが一応レーサーである自分には我慢できない・・。我慢してるのにおっちゃんに文句言われるから余計フラストレーションが溜まる。ただよくよく考えるとおっちゃんは59歳。自分の親と1歳しか違わない。自分の親がこんなとこ、こんなけの距離はしれるか?そう考えるとフラストレーションはリスペクトに変わる。そう言い聞かせながら葛藤に耐えるしかなかった。

今日のゴールはSecheltという田舎町。海が近くなんだか気持ちいい。
ここは現住民族の文化が受け継がれてる街らしく、セレモニーでは民族ダンスみたいなのを見せてもらった。

今日もおっちゃんのひもとなり、ベットで眠ることが出来た。同じ宿にはロッキーマウンテンのアンドレスへスラーも泊まっていた。宿からセレモニーの会場は遠く、なんとおっちゃんはへスラーに一緒に乗せてってよといきなり交渉。向こうも気さくにok出してくれたものの、さすが59歳、怖いものなしですなぁ〜